かぶれ・金属アレルギー|桜上水皮フ科|桜上水駅の皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科
かぶれ(接触皮膚炎)について
かぶれとは、皮膚が何らかの物質に触れることで赤みやかゆみ、水ぶくれなどの炎症を起こす状態です。
正式には「接触皮膚炎」と呼ばれ、原因によって次のように分類されます。
刺激性接触皮膚炎
- 石けん、洗剤、アルコール、汗などが肌に刺激を与えて起こる
- 誰にでも起こりうる反応で、手荒れなどが代表的です
アレルギー性接触皮膚炎
- 化粧品、金属、ゴム、染料、植物などに対するアレルギー反応で起こる
- 一度アレルギーになってしまうと、ごく少量の接触でも症状が出るようになるため、原因物質の特定と回避が重要です
金属アレルギーについて
金属アレルギーは、アクセサリーや腕時計、歯科治療の金属、下着の金具、眼鏡のフレームなどが原因で起こることのある接触皮膚炎です。
金属アレルギー
- 汗や皮脂により金属がイオン化して皮膚に吸収され、アレルギー反応が起こる
- ピアスホールやネックレスの下、ベルトのバックル部分などに赤み・かゆみ・ただれが出ることが多い
- かぶれと気づかず、湿疹を繰り返しているケースも少なくありません
当院で行っている検査と治療
当院では、アレルギー科も標榜し、以下のような専門的な検査と対応を行っています。
パッチテスト(貼付試験)
- アレルギー性接触皮膚炎や金属アレルギーの原因物質を特定する検査です
- 背中にアレルゲンを貼付し、48時間・72時間・1週間後の皮膚反応を観察します
- 金属や化粧品など、身近なもののアレルギーを調べるのに有効です
治療・対処法
- アレルゲンの特定後は、原因物質を避けることが基本になります
- 皮膚の炎症に対しては、ステロイド外用薬や保湿剤で治療を行います
- 必要に応じて、抗ヒスタミン薬の内服や生活指導も行っています
こんな方はご相談ください
- 化粧品やアクセサリーで肌荒れを起こす
- 汗をかくと湿疹が出る
- 原因不明のかゆみやかぶれが繰り返されている
- 歯科治療の金属や眼鏡などで赤みが出たことがある
原因がわからないまま繰り返す「かぶれ」や「湿疹」は、アレルギー反応かもしれません。
ご自身のアレルゲンを知ることで、肌のトラブルを予防し、快適な生活につなげることができます。